英検は4技能を適切に測定するために、一次試験で筆記試験とリスニングテストを、二次試験で面接形式によるスピーキングテストを実施しています。4級と5級は一次試験だけで合否を判定し、1級〜3級は一次試験を合格した人は二次試験を受験し、その二次試験によって最終的な合否が判定されます。
■一次試験
一次試験は、各級ともに、語い・熟語、文法・語法、読解、作文、リスニングの能力などが試験され、これらを総合して合否が判定されます。解答形式は、1級〜5級は正解をマークする客観形式で、1級・準1級はこれに記述形式が加わります。
リスニングテストは、筆記試験の後に行われます。一次試験問題のなかに占める配点の割合は、1級〜準1級は約32%、2級・準2級は40%、3級〜5級は約50%となっています。
■二次試験
二次試験(3級以上)は、面接形式によるスピーキングテストで、会話能力を直接測定します。面接委員は、1級は日本人とネイティブスピーカー各1名、準1級〜3級は日本人またはネイティブスピーカー1名で、試験はすべて英語で行われます。合否は、それぞれの級の評価項目(要素)を総合し
て判定されます。試験方法は下記のとおりです。
<全級>
各級とも、最初に氏名・級の確認を含め、面接委員と簡単な自由会話(1級・準1級)または挨拶(2級〜3級)を行います。
<1級>
5つの英語のトピックスが書いてあるカードを使って試験します。1つのトピックを選び1分間考える→2分間のスピーチ→3〜4分間の質問応答の順で進行し、語い・文法・発音の正確さ、発話のしかた、話のまとめかた、コミュニケーションを円滑に進めていける力などが評価されます。
<準1級>
4コマのイラストと英語の指示文が書いてある問題カードを使って試験します。 イラストについて1分間考える→2分間のナレーション→4つの質問応答の順で進行し、
ナレーションでは話の内容、発音・流ちょうさ、語い・文法・語法などが、質問応答では 内容、情報量、語い・文法、音声の自然さ、自分の意見を自分の言葉で述べているか、
などが評価されます。
<2〜3級>
英文とイラストが書いてある問題カードを使います。英文を20秒間黙読→音読→5つ(2級は4つ)の質問応答の順で進み、
音読では文の区切り、発音、アクセント、リズム・イントネーションなどが、質問応答では内容、情報量、語い・文法、 表現方法の自然さなどが評価されます。質問は、(1)英文の内容に関するもの(2)イラストに関するもの(2級はイラストの展開説明)(3)受験者個人の意見を述べさせるものの3種類があります。
<準1級〜3級>
「アティチュード」という評価項目で、面接室への入室から退室までの、受験者の「コミュニケーションを図ろう とする意欲・態度」が評価されます。「自分の言葉を理解してもらい、コミュニケーションを持続させようと努めているか」、「音声は明瞭か」、「自然な流れを損なわない、スムーズな応答ができているか」などが評価の対象になります。